ビオ・ロジック
ビオ・ロジック(有機栽培で作られた葡萄を用いて造るワイン)とは、各国政府や公的な検査認証機関によって認可された圃場おいて、有機栽培法により栽培された葡萄を使用しなければなりません。英語圏で言うオーガニックにあたります。
例として、EC法では有機栽培法を謳うには次の事項に遵守しなければなりません。
①認証された有機肥料だけを使用
②化学的に合成された肥料、除草剤や殺虫剤などの農薬の禁止
③葡萄樹を作付する前の最低2年間、あるいは最初の収穫前の3年間以上にわたり、①と②の実施。葡萄樹の遺伝子組換と放射線処理の禁止。ただし病虫害予防のためにボルドー液やフェロモン剤などの使用は可。などなど・・・
有機ワインを醸造するためには、認可された醸造場において専用の器具、機械、容器を用い、認証された醸造法を採用する必要があります。二酸化硫黄の使用や酒石酸による補酸は認められていますが、例えば通常のワインの瓶詰ラインをそのまま使用することは禁止され、有機ワイン専用の瓶詰ラインを設置する必要があります。圃場、醸造場のいずれについても、認証取得後も公的認証機関による検査を定期的に受けることが義務付けられています。
厳しい規制が多く、資金的な面もあるので生産者がなかなか増えないのも現状です。がしかしフランスを例に挙げると、国が有機認証の公的機関を持ち、ビオ・ロジック生産者(葡萄栽培だけでなく農産業全般)に対する前向きな考え方と支援があるので今後確実に増えていくでしょう。認証を受ける有機農法は、時に大きなリスクがありますが販売サイドとしては、応援したいと考えます。
2006年8月22日 松下 巌 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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